私の立つ場所

管理人

◆あっという間の3年間でした。入学間もない母の死。神学生同士の人間関係による
葛藤。3年の間に神学部という吊り橋から幾度となく足を踏み外し、何度も何度も谷
底に真っ逆さま、ニックネームどおり、バンジージャンプをしました。しかし、いつ
も主が最後の頼みの綱となり引き上げてくれました。その影に横浜JOYバプテスト教
会の皆さんの祈りによる支えがあったことにも心から感謝しています。

◆ しかし、この3年間を振り返ったとき、神学部での学びは決して牧師になるため
だけの学びではなかったように思います。それはこれからの未来へ目を向けることと
同時に、私自身が信仰の原点に戻ることを求められた学びであったようにも思いま
す。「あなたが信じたのは何故か?」「あなたが信じたイエスとは誰なのか?」その
一つのまとめとして、修了論文があります。修了論文の中に私のイエス像が書かれて
います。マルコがマルコの福音書で、ヨハネがヨハネの福音書で、そしてマタイが、
ルカがそれぞれの福音書で著した、それぞれの視点から見たイエス像。福音は一つで
すが、聖書記者によって様々なイエスの見方があることを学び、確認しました。です
から、今私は一つの福音を私の視点で見ています。それは、神が何よりもまず愛の神
であるということ。それは虚無や悪も包み込んでしまうような愛の神なのです。それ
が私の牧師として立つ場所です。

◆ 全くの私個人の献身という思いを、横浜JOYバプテスト教会の出来事として捉
え、3年間様々な形で支え続けて下さり、本当にありがとうございました。どうぞこ
れからもお祈り下さい。
                        佐藤 浩

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