◆聖書は、ストレスの処方箋である心の平安について多くのことを
教えてくれています。
◆聖書には3種類の平安が書かれています。第一に「霊的な平安」
です。霊的な平安とは、「神との平和」のことです。ローマ5:1には、
「このように、わたしたちは、信仰によって義とされたのだから、
わたしたちの主イエス・キリストにより、神に対して平和を得てい
る。」とあります。これが平和の土台であり、要（かなめ）です。他の
どんな平安を得ることよりも、まず神との平和を得る必要があり
ます。この平和を得る道はただ一つしかありません。それは、イエス・
キリストを通して得られるのです。（ヨハネ14:6）。
◆第二に、「心の平安」です。心の平安とは「神から来る平和」です。
私たちは、まず「神との平和」つまり「霊的な平安」を得てはじめて、
「神から来る平和」つまり「心の平安」を得ることができるのです。
◆第三に、「関係における平安」です。聖書ではこの平安を、「人との
平和」と呼んでいます。「あなたがたは、できる限りすべての人と平和
に過ごしなさい」（ローマ12:18）とあります。人間関係に平和がもた
らされれば争いは減るでしょう。
◆人間関係がストレスの原因になっていることは、誰もが認める
ところです。人間関係の問題こそ最大の問題でしょう。家族、親戚と
の関係のこと、仕事場での人間関係等、争いごとや競争、批判は
日常的に起こってきます。そして、それらの問題に取り組んでいる
うちに、平安が奪い取られてしまうのです。私たちは、どれほど切実
に「霊的な平安」「心の平安」「関係における平安」を必要としている
ことでしょうか。
（続く）
