「奉仕中心ではなく、関係中心の牧会を考える」奉仕は重要です。すべての
クリスチャンは奉仕者であり、奉仕はすべて大切です。しかし、イベントや
奉仕の結果よりもっと重要なことは「関係」です。「関係は、過程を大切に
思う作業です。」奉仕のプロセスにあって相手に対する深い配慮、尊敬、
礼儀、信頼、ゆとりが大切です。それでこそ、自発的に喜びをもって自身の
能力を発揮することができるからです。
互いの尊重と励まし、配慮と礼儀を欠いた行いの結果は…奉仕の結果が
どんなに良いとしても、疲れ果て傷つくことになります。これは長期的に
見た時、教会にとってはマイナスです。
奉仕が健康的な環境の中でなされるのならば…たとえ結果が満足する
ものではなくても、互いの関係がもっと深くなり、チームワークが作られる
ようになります。「私達の目的は、関係の徳を高めることであって、結果中心
ではない」ということを肝に銘じなければなりません。関係が重要であると
いうことは、過程を大切に思うということです。過程に信頼と励まし、礼儀
と責任があるならば、結果は祝福につながるからです。
このことは、9年間宣教をして得た結論です。2007年も結果ではなく、過程
を大切に思う牧会を求めていこうと思います。活動することを大切に思う
奉仕ではなく、人を大切に思う関係中心が教会の本質だからです。
聖書はなぜ教会をキリストの体に、信徒を体の各器官にたとえたのかを
よく考えてみなければなりません。体は一つですが、体には多くの器官が
あります。多くの器官はすべての関係の中において存在するのであって、
自ら存在するものは一つもありません。教会の宝は奉仕自体ではなく、奉仕
をする一人ひとりが宝なのです。すべてのクリスチャンにそれぞれの賜物、
才能が与えられています。それを通して自分を輝き、実り、主の教会を建て
あげましょう。
2007年…私達は一つのキリストの体に属(関係)しています。「悲しむ者と
共に悲しみ、喜ぶ者と共に喜ぶ」「健康なドリームチーム」を作っていきたい
と思います。「それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだ
を建て上げるためです。(エペソ4:12) 李 キョンヨル牧師