荒野の祝福(8)

管理人

◆イスラエルの民は荒野で40年間苦しみの中にいましたが、多くの祝福を受けました。
いままでの生活の中で、良い環境の中で生きてきた人たちはむしろ祝福を知らず、苦
難の中にいる人は祝福の秘密を知っている場合が多いことを見てきました。貧しい中
でも感謝し、苦しい中でも神が新しい祝福を与えてくださるたびに涙を流し、感激す
る人々を多く見てきました。

◆イスラエルの民がおかれた環境は苦しいものでした。しかし、環境が彼らの祝福を
奪うことはできませんでした。彼らは苦い水が甘い水になり、空から雨のようにマナ
を与えてくださる祝福を体験しました。岩から水があふれ、敵を攻撃するとき神が守っ
てくださることも体験しました。

◆何よりの祝福は、みことばを与えられたことでした。それに加えて、彼らは礼拝す
ることができ、神に会える幕屋の祝福も受けました。

◆荒野の祝福の中、最後を飾る祝福が残っていますが、それは霊の柱と火の柱の祝福
です。「雲の柱と火の柱の祝福」には二つの意味があります。一つは、霊の柱と火の
柱が臨む所に主の栄光が満ち始め、人が入れないほどの多くの神の栄光が彼らの中に
臨在します。言い換えれば、神の栄光と臨在の祝福を指して、霊の柱、火の柱の祝福
であるというのです。荒野のような生活をする私たちにも、霊の柱、火の柱の祝福が
ありますように心から祈ります。

(続く)

過去の記事