水の上を歩く信仰

管理人

今年は北京オリンピックが行われますが、競泳では水着の改革が起
ころうとしています。イギリスのスポーツメーカーが開発した水着を
着用した場合新記録が続発しているということです。

実は大阪の小さな化学メーカーでも同じような素材を開発していた
事が分かっています。
スポーツメーカーに売り込みに行った当時は、どこのメーカーも
取り合ってくれなかったそうです。日本水連は公認していないメー
カーの水着を使うことなく、記録が出る水着の検証をスポーツメー
カーに命じたと報じられました。日本の小さな会社が開発した素材を
使っての水着が採用されるのかが注目の的になっています。
 さて、イエス様は湖を歩いて漕ぎ悩む弟子達に近づいたという記事
がマタイ14章に出て参ります。27「しっかりするのだ、わたしであ
る。恐れることはない」28「主よ、あなたでしたか。では、わたしに
命じて、水の上を渡ってみもとに行かせて下さい」。29「おいでなさ
い」ペテロは舟からおり、水の上を歩いてイエスのところへ行った。
30しかし、風を見て恐ろしくなり、そしておぼれかけたので、彼は叫
んで、「主よ、お助け下さい」と言った。31イエスはすぐに手を伸ば
し、彼をつかまえて言われた。「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」32
ふたりが舟に乗り込むと、風はやんでしまった。33舟の中にいた者た
ちはイエスを拝して、「ほんとうに、あなたは神の子です」と言った。
個人の信仰でも教会の歩みでも、漕ぎ悩む事が起こってきます。し
かし、主なるイエスがいつもそばにいて下さり「しっかりするのだ、
わたしである。恐れることはない」。この言を聞き漏らすことのないよ
うにしたいと思います。ペテロは水の上を歩いてイエス様に近づきま
した。しかしこの世の現実を見ておぼれそうになってしまったのです。
私たちの信仰は、ペテロの時代と何ら変わることのないものです。水
の上を歩くための特殊な道具(水着)は、要らないのです。水の上を
歩くということは、不可能だと決めつけてしまうのではなく、ただただ
イエス様を主なる神であると信じる信仰のみが必要とされています。
イエス様が「おいでなさい」と言われるとき、素直にその声に従いた
いものです。

伊東昌彦

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