日曜日を失った

管理人

◆日本有数の温泉観光地で知られる別府は、その総 住民の中にしめる外国人の比率が
「全国二位」だそうだ。そこに別府伝道所がある。五年前に就任した吉田真司牧師は、
外国人との礼拝の共有のために取り組んでこられ、11月3日に教会組織し、「別府国際
バプテスト教会」が誕生する。

◆別府の国際化の要因は、国際大学の設置、それによる留学生と大学関係者の増加。温
泉地として生き残りをかけたアジア向け観光事業の推進、大企業による大規模な工場
建設と外国人労力の増加がある。しかし、そんな地域において、外国人を受けて行く
教会がないことに、吉田牧師、別府伝道所のメンバーが気付き、苦闘しつつ手探りで
『外国人』と共なる教会形成をしてこられた。

◆ミャンマー(ビルマ)人留学生の証し…「2000年に日本に車で、故郷の町から遠くに旅
行したことのなかった私にとって、礼拝するために場所を知らなかったことは『日曜
日を失った』と感じた初めての時でした。…孤独と悲しさを感じた私…私は教会を町中
探し求めました。それはこの別府伝道所に出会う日まで。それは私にとって大きな発
見でした。ここに導かれたことを神様に感謝します。私たちは異なった国々から来て
いますが、私たちは神様のもとに一つの家族なのです。」

◆「教会は全ての人の『居場所』でありたい。いろいろな違いを受け止め合っていく、
そんな教会になりたい。「日本人も外国人も共に主を礼拝する国際教会となること」
これが別府伝道所のミッション・ステートメントでありビジョンです」と語る吉田牧
師。神の栄光を見させてもらう福岡でのセミナーでした。

過去の記事