教会は神の家族である(3)

管理人

◆教会の組織のあり方は、一つの幸せな大家族のように考えるように聖書が語っていま
す。I.テモテ3:15で「教会は神の家(族)であり、その家族とは生ける神の教会のこと
であり......真理の柱また土台です」と言っています。神はその子たちが離れ離れで成長
することを望まず、この地上に霊的な家族(地域教会)の一員として帰属する者である
と語ります。パウロはエペソ2:19で「あなたがたは神ご自身の家族の一員であり......他
のすべてのクリスチャンとともに神の民に属するものである」(リビングバイブル)と
述べています。

◆今日、核家族がさらに分裂し、家庭が家族が親族関係が強いストレスの場となり、孤
独化と自己中心の生活が加速しています。前世代には人を取り囲んで、安心感を与えていたおじ、おば、祖父母、兄弟、姉妹、そして、父母といった大家族のつながりが、今の私たちにはなくなってしまいました。

◆人々は今、交わりを、共同体を、家族のような感覚に飢え渇いています。人々がその
ような渇きを求めているしるしは、至る所に見られます。例えば、ビールのコマーシャ
ルはビールそのものより交わりを売り物にしています。一人寂しくビールを飲んでいる姿ではなく、仲間と楽しくやっている形で「これはもう最高!」といったことばとともに放映されたりしています。広告会社は、家族のような、共同体に対する飢え渇きを求めていることをしっかりつかんでいるのです。

◆この「帰属への渇き」こそ教会の働く機会なのです。教会は大家族「かまってもらえ
る場」と位置づければ、孤独な多くの人々の心の琴線に触れるのではないでしょうか。

過去の記事