神の憎むもの(2) ~うそ~

管理人

◆神が嫌われ憎まれるものの中心的な第一は、高ぶる心だ。それに匹敵するものは、偽
りを言う舌(うそを言う)だと箴言は語っています。「主の憎まれるもの忌み嫌われる
ものが7つある。そなわち、高ぶる目、偽りを言う舌...」(箴言6:16~17)。

◆かつて「私は決して嘘を申しません」という大うそをついた総理大臣がいました。私
たちの社会は、上は首相から下は幼児まで、うそでいっぱいです。大人同士では「う
そも方便」といいますが、子どもには「うそつきは、どろぼうの始まり」と戒めます。
いったいうそとは、何でしょう。事実ではないことがうそ、本当ではないことが偽り
であるわけです。そして、「心と違う口のことば」がうそではないでしょうか。

◆なぜ、人はうそを言うのでしょうか。第一は、自分をよく見せようという見栄のため。
第二は、本当のことを言うと都合が悪いから自分の立場を守ろうとするたくらみのた
め。第三は、自分の罪や悪がばれて恥をかかないための保身術でしょう。

◆うその特徴は、一つのうそを言うと、第二、第三のうそで塗り固めなければならない
ことです。又、いつかは必ずばれることです。一つ残らず白日のもとにさらされ、神
のさばきを受けます。めっきは、はげます。神は偽りのくちびるを忌み嫌われます。

◆真実な心を持ち、真実を行なう人は、主に喜ばれます。聖書は「人は心に信じて義と
され、口で告白して救われる」(ローマ10:10)と申します。心と口を一つにし、罪を悔
い改めて神の胸に飛び込むことから、真実な者の歩みが始まるのです。

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