目いっぱい (2)

Shin1

◆私たちは、この時代の最大の敵である騒音と忙しさ、そして人の群れの中で生活しています。 イエスさまを信じている私たちも同じように「忙しさ」の中にいます。しかし、ふと振り返ってみると、むなしく、何ともいえない不安な自分自身を見出します。

◆そんな日々の中で今年も、アドベント(待降節)と呼ばれる時期を迎えています。この期間の大部分は師走です。一年中で一番忙しい、否むしろ忙(せわ)しい時期でしょう。

◆毎日がせかせか落ち着かなく、目いっぱいに詰まっている師走に、クリスマスを迎えるということは必然のことではないでしょうか。

◆この期間、キリストを瞑想する時として、改めてキリストの公生涯を考えてみますと、もっとも驚くべきことの一つは、人類にとって決定的に重大な意味をもつ歴史的事業を、イエスさまは30才から33才の間のたった3年間で完成されたことです。自動車も飛行機もなく、パソコンも電話もない時代にイエスさまの過ごされた3年間は、あまりにも短かったのではないでしょうか。

◆しかし、神の計画は完全です。イエスさまがこの世に遣わされたみわざを完成されるのに、充分な時間がありました。

◆アドベント、クリスマスのこの時期に、あらためてイエス様の生涯から、その秘訣を学べるならば、クリスマスを迎えるとき、一層豊かな祝福にあずかることができるのではないでしょうか。

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