ミニストリー(教会で自分が最も貢献できる働き)(2)

Shin1

◆よく教会の中心的な働きをされている方々から「教会生活に疲れている」と相談を受けることがある。それには、いろいろな理由があると思いますが、その最大の原因は、教会が「維持管理(メインテナンス)」のために「組織的アプローチ」ですべてのことを進めようとするからではないでしょうか。たくさんの奉仕リストを作成し、そこに人々を当てはめていくやり方です。その人が適しているかどうかに拘らず、人々を奉仕に配置してしまうのです。

◆リック・ウォレン師は「ここでは組織ができあがっており、物事はそれに従って運営されています。そして、人々にその枠組みの中の奉仕を割り当てていくのです。ですから、自分の適性のあるなしに拘らず、奉仕を引き受けなければならないというプレッシャーがいつもあるのです。私たちの教会では、これとはまったく逆のアプローチをしています。すなわち、人を基準とし、その人の独自性を尊重してミニストリーを考えるというアプローチです。ですから、丸い穴に四角い栓をするように、無理に人々を奉仕に配置するようなことはしません。私たちの目標は、洗練された組織を作り上げることではなく、人々を建てあげていうことです。教会という組織が発展することよりも、皆さん一人ひとりが建て上げられていくことの方がずっと大切なのです。」と語っています。

◆「組織的アプローチ」ではなく「個人的アプローチ」で人々の個性や賜物が最大限に生かされる時、神の偉大な働きに仕えることができるのです。今回の献堂式で、このことが見事に証明されたのではないでしょうか。                 (続く)

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