ペンテコステとは(1)

Shin1

◆次週はペンテコステ礼拝です。ペンテコステとは「50番目」という意味です。使徒言行録2章に「五旬節の日が来て」とあるのは、「ペンテコステの日が来て」と書かれているわけです。

◆「五旬祭」は元来、イスラエルの民の三大祝祭の一つでした。「五旬祭」は小麦の穂に鎌を入れた日から七週を数えて、神から受けた祝福を感謝し、収穫の奉げ物をする祭として祝われました。これがやがて教会の「ペンテコステ」になりました。「50日目」は、主イエスの十字架の出来事から50日目に当たります。ですからペンテコステは主イエスの十字架と深く関係しています。

◆主イエスは十字架にかかられ、三日目に復活し、40日目に天にのぼり、50日目に聖霊を注いだと言われます。ですから、キリスト教会の信仰生活には、主イエスが十字架にかかられた受難日と復活日があるだけではなく、同時に50日目のペンテコステがあり、つまり聖霊の注ぎ、聖霊降臨の日があります。

◆主の十字架によって鎌が入れられ、その収穫がささげられるペンテコステがあるのです。ペンテコステには、主イエスの十字架の結果が起きたということです。それで聖霊が注がれ、伝道の収穫がささげられました。「ペトロの言葉を受け入れた人々はバプテスマを受け、その日に3千人ほどが仲間に加わった。(使徒2:41)とある通りです。        (続く)

過去の記事