『 未熟な人を用いられる神(2) 』

Shin1

◆神様に召し出された人たちの多くは、弱く、欠けの多い者たちでした。しかし、主の御手にとらえられれば、変えられるのです。士師記6章〜8章にかけて登場するギデオンもその一人です。

◆ギデオンは非常に臆病で優柔不断な性格だったようです。イスラエルの人々は、ミディアン人の圧政を避けて逃げていました。このとき、ギデオンも一緒に逃げ、恐れ、震えていました。イスラエルの人々は、神様に助けを求めて叫んでいたのです。

◆そのような時、ギデオンは、ミディアン人に見つかることを恐れて、酒だるの中で小麦を打っていたほど怖がりだったのです。このギデオンの前に主の使いが現れて、彼に「勇士よ」(士師記6:12)と呼びかけたのです。

◆ギデオンはここで、「神様がおられるのなら、どうして私の人生にこんなことが起こるのですか」とつぶやき訴えています。ところが、神様は思いもかけないことをギデオンに言います。
「あなたのその力をもって行き、イスラエルをミディアン人の手から救え、わたしはあなたを遣わすのではないか。」(士師記6:14)

◆ギデオンは、非常に驚き「私のような者が、どうしてイスラエルを救うことができましょうか」と言って必死に打ち消しました。「神様が私を立てるはずはない」自分はそんな人物ではないと思うのです。しかし、ギデオンや弟子たちは、主の御手にとらえられるなら、驚くべき働きを成し遂げることができるのです。

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