「 慎重で注意深い 〜フィリポの場合(1)〜 」

Shin1

◆イエス様の12弟子のひとりフィリポはエリートで、知的能力に優れた人物でした。そのせいでしょうか、彼は分析的で、非常に注意深く、計算の得意な人でした。見方を変えると、なにごとにも慎重で、大きな失敗をすることはありませんが、どこか優柔不断に見える部分もあります。

◆ある時、フィリポはイエス様に「主よ、わたしたちに御父をお示し(見せて)ください」(ヨハネ14:8)と言いました。するとイエス様は「フィリポ、こんなに長い間一緒にいるのに、わたしが分かっていないのか。わたしを見た者は、父を見たのだ。なぜ、『わたしたちに御父をお示しください』と言うのか」(ヨハネ14:9)と、叱られました。

◆フィリポは霊的な洞察力が弱かったようです。彼のような人はなかなか心に火が付きません。このような人がすべての思考と行動において、主の御前に正しく用いられる為にどうしたらよいのでしょうか。
◆フィリポは、イエス様に出会った後、ナタ
ナエルに「来て、そして、見なさい」(ヨハネ1:46)と言ったことを自分で実行し続けたのです。イエス様にじっくり触れ続けることでした。

◆教会の使命は、「来て、そして、見なさい」とイエス様を紹介するだけでよいのです。イエス様と出会うと、だれでも霊の目が開かれ、情熱が生まれます。計算の限界に縛られていたフィリポはイエス様に触れ続けることで、その限界の鎖を絶つことができ、輝いて生きることができたのです。

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