『 小さいものも、用いられる 〜小ヤコブ(1)〜 』12/11

Shin1

◆イエス様の12弟子のなかには、自分を小さいと考えていた人がいます。アルパヨの子ヤコブです。彼はどんな人だったのでしょうか。残念ながら、イエス様の弟子であること以外には、聖書の中に何の記録も残されていません。ただ、イエス様が「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ」と呼ばれて、十字架で亡くなられたとき、遠くから仰ぎ見る婦人たちの中に「小ヤコブ」の母がいたと記されています(マルコ15:40)。

◆なぜ、「小さい」ヤコブと呼ばれたのでしょうか。弟子の中に二人のヤコブがいたので、彼が年齢が若かったためでしょうか。あるいは身長のゆえでしょうか。それとも、彼らの影響力を評価したことばと見る人もいます。

◆どんな解釈をするにしても、彼はそれほど大きな地位や影響力を持った人物ではないようです。けれども、この小ヤコブもまた、イエス様の弟子として、きちんとその使命を担った人であることは確かです。

◆私たちの中にも、自分のことを「小さい」と感じる人がいます。「私はなぜ、大きく用いられることができないのか。なぜ私はこのように足りない者なのか」と嘆く人がいます。この私がそうでした。神は、弱く、小さい者を用いられます。小さなことに忠誠を尽くすなら、その人は霊的な強い者なのです。小さくても大丈夫、神様が用いてくださいます。小さくても成熟した人となるよう祈りましょう。

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