『 無名な者も用いられる 〜タダイ〜 』1/29

Shin1

◆イエス様の12弟子のひとりタダイについての記録はほとんどありません。そんなタダイがイエス様に「今、世の人々に栄光を見せてはいかがでしょうか。勝利を見せて、神の御国を現してください」(ヨハネ14:22)と言っています。それに対して、イエス様の答えはこのようなものでした。「タダイ、神の御国の栄光とは、おまえが考えるような栄光ではなくて、もっとほかの意味の栄光なのだ」とおっしゃいました。

◆まず、「神は隠れたことをご覧になられ、注目されないところで、忠実に行なうことが栄光だ」と語られました。人の国を意識することは栄光ではなく、隠れた所をご覧になっておられる神様を認めればいいのです。これが真の忠実であり、真の栄光なのです。

◆第2に、神様のみことばに集中して人生を生きることが真の栄光です(ヨハネ14:23〜24)。そして第3に、まず自分が変えられなければ、世に栄光を現すことができません。イエス様は、他の人々を変えようとするタダイに「タダイ、おまえから変えられなさい」とおっしゃったのです。

◆タダイについて、マタイ、マルコ福音書では、「タダイ」。ルカ、ヨハネ福音書では「ヤコブの子ユダ」と記されています。タダイは、小ヤコブと同じように、あまりに知られていません。しかし、イエス様はタダイとの対話(ヨハネ14:1〜24)を通して私たちに、真の栄光について語ってくださいました。

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