『 最も卑しい者も用いられる 』 〜マタイ(2)〜 2/19

Shin1

◆神様は、私たちの潜在能力を引き出してお用いになられます。イエス様はそのために、取税人マタイを弟子とされました。神様は、私たちの隠れた力と使命とを結び合わせてくださるお方です。

◆マタイには取税人としての特性がありました。分析能力に優れ、それを体系的に整え、整理することを知っていたのです。4つの福音書の中で最も注解書が多く出ているのは、マタイの福音書です。なぜでしょうか?マタイの福音書は、構成がとても体系的にまとまっていて、注解するにも、説教するにも用いやすいからです。

◆マタイの福音書には、神の御国のたとえが出ています。イエス様はいろいろな所で語られた7つのたとえを整理して、一目でわかるよう13章にまとめています。ここを読めば、天の御国についてよく理解することができます。また、イエス様の系図も、マタイは14代ずつに区分していて書いています。これによって系図が簡単に整理され、読む人の心に迫ってくるように、分かり易く書いているのです。

◆もちろん聖書のすべてのことばは、神の霊感によって記されています。しかし神様は、聖書の記者たちが各人の個性を存分に生かして記録するようにされたのです。私たちは、マタイの個性(潜在能力)のおかげで、このような整えられたメッセージを受け取る事ができるのです。

◆私たちもマタイのように、個性と使命が結び合わされ、力にあふれた者となりたいと思います。

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