〜遠野の風だより〜 No.1 『遠野に春がやってきた』

ありこ

ふきのとうが顔をだしはじめた。
大槌町からの帰り、もう雪は解けているだろうと笛吹き峠を使った。
ふきのとうが見えたので車を止めて沢に降りるとバンジーが鹿の足跡を見つけた。
水を飲みにきたのだろう。遭えなかったのが残念。
ふきのとうは蕗味噌とてんぷらを作った。苦い!しかし春の爽やかな香りがする。
雪の下でじっと踏ん張り栄養を蓄えて雪が解けたとたんに顔を出す。すごい生命力。
私達も寒い冬を過ごし活動的になる春を迎える時、この恵みをいただき力を得る。感謝。
遠野の桜のつぼみはまだ硬いがその横で大きな大きな鯉が風をうけて元気に泳いでいる。
春が来た。

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