『 ペンテコステの意義 』(聖霊降臨日前主日) 5/20

Shin1

「そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた『聖霊を受けなさい』」
(ヨハネ20:22)

◆「聖霊を受けよ。」ユダヤ人を恐れて不安におののく弟子たちに語られた復活のキリストのことばです。弟子たちにとって何よりも大切なことは聖霊を受けることでした。主は「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。」(使徒1:8)と言われました。「神の国は言葉ではなく力にある」(I.コリント4:20)とあるように信仰はことばではなくて力です。その力は聖霊を受ける時に与えられるのです。

◆キリスト者とは、自分の力を錬磨する人ではなく、聖霊を受けることによって神の力に生かされる人です。キリスト者にとって何よりもたいせつなことは、生ける神、聖霊をうけるということです。
教会はこの聖霊が下ることにより誕生したのです。教会の命は聖霊なのです。

◆「聖霊を受けよ」主は今もわたしたちに向かってかく語られています。聖霊こそ今日の時代にわたしたちを主の証人として立たせる力です。今日の時代がどんなに暗かろうと、いかに混沌としていようとそんなことが問題なのではないのです。神にはできないことは何もないのです。わたしたちが聖霊を受けているかということこそ問題なのです。聖霊は天の父の約束です。わたしたちもあの使徒たちのように(使徒1:4)、この父の約束の霊が注がれることをただひたすらに求め信じて待ちましょう。ペンテコステはかかる待望の人にのみ今日も意義があるのです。

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