『 荒野大学に入学する 』 6/10

Shin1

(定例祈り会より①)
◆モーセは、40年間エジプトの王宮で生活しました。ロイヤルアカデミーで最高の学問を学んだわけです。人が享受することのできる幸福の絶頂を体験しました。しかし、それだけでは不十分だったのです。モーセは荒野での教育を通して、初めて神様に立てられました。神様は私たちを愛され、モーセのように用いようと、私たちに荒野を備えられます。私たちは荒野で学ばなければなりません。
「主は荒れ野で彼を見いだし、獣のほえる不毛の地でこれを見つけ、これを囲い、いたわり、ご自分のひとみのように守られた。」     
                      (申命記32:10)

◆「荒野」はヘブライ語で「ミットゥバール」と言います。「ミットゥバール」は「ダバール(語る)」という動詞に由来しています。どういうことでしょうか。荒野は沈黙が流れる静寂なところだからこそ神様が神の民たちに、ささやいて語られる所なのです。神様は荒涼たる荒野の中で私たちにみことばを語られ、私たちと対話をしようとしてくださるのです。

◆私たちの人生にも逆境があります。病気や挫折、事業における失敗、家族の悩み、愛する人の死もあるでしょう。このような人生の荒野において、神様は私たちに出会いたいと願っておられるのです。神様はご自分の僕たちを荒野大学に入学させます。荒野は、他の場所では聞こえなかった神様の御声が聞こえる所です。

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