〜オリーブの香り〜 No.8 『私クリスチャンです!』

ゆっこ

夫が牧師になると表明したことで、夫の親戚からボイコットされた時期がありました。

その後私はいろいろ努力を重ね、年月が経つとともにもとの穏やかな関係を取り戻したころ、叔母から女性ばかりの京都旅行のお誘いを受け、同行しました。
叔母のお供といったところでしょうか。

ある有名なお寺に入った時、叔母に「さあ!せっかくだから ここで拝んでいきましょう!」と言われ、私は一瞬「どうしよう!!?」と思いましたが勇気を出して
「あの〜〜私はクリスチャンなので・・・」
と切り出しました。

すると叔母は「あっ!そうそう、そうだったたわね。じゃあ、ちょっと待っててくださいね」とあっけない返事。
その言葉の直後、もとクリスチャン(今は教会に行ってないので)J子さん
「あの〜〜〜私も一応クリスチャンなので・・・
と小さい声でしたがハッキリと申し出たのです。

J子さんは親戚が集う場で始めてクリスチャンであることを明らかにし、かくして私とJ子さんはしばらく外のベンチで待つことになりました。

この京都旅行は叔母のごちそうになりながらの楽しい旅でしたが、何よりも私にはJ子さんと二人でベンチで待ったあの時間が嬉しい思い出となりました。

「私、クリスチャンです」と言うには勇気がいる時もありますし、覚悟が必要な時もありますが、宣言した後は神様が何ともいえないさわやかさと平安を与えて下さること間違いなしです。

 「むなしいものを見ようとすることから、わたしのまなざしを、移してください。
                あなたの道に従って命を得ることができますように」

詩編119:37

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