『 荒野大学必修科目 〜柔和〜 』 7/8

Shin1

(定例祈り会より⑤)
◆神はモーセの全生涯を治めておられました。神の計画と導きに従って、モーセの人生は広がっていきました。神はモーセを用いるために、霊的な人物として造り上げる必要がありました。そのために彼を荒野という学校に入学させたのです。

◆モーセは性格に欠点があり、失敗も多い人でした。なによりも高慢な人物でした。しかし彼は失敗と痛みの40年間の荒野における生活で、低くされました。自分自身は「足りない者だ」「弱い者だ」と、謙遜に神だけを頼る人物に変えられたのです。

◆失敗の経験は、学ぼうとする謙遜な姿勢をもたらします。
 「くるしみにあったことは、わたしに良い事です。これによって
  わたしはあなたのおきてを学ぶことができました。」
                   (詩篇119:71 口語訳)

◆学ぶ時の大きな障害は、高慢です。人にとって高慢が砕かれることは、とっても難しいことです。モーセはこの難問を解決したのです。聖書はモーセを「だれよりも柔和(謙遜)な人」(民数記12:3)だと言っています。失敗から学んだモーセは、本当に強力な神の道具となったのです。

◆エジプト王のファラオもまた失敗しました。しかし彼の問題点は、失敗した結果「かたくなな性質」につながってしまったことです。
失敗の呪いは、心が固くなることです。失敗して柔和になり従順に従うようになるのではなく、いっそう反抗的になり、滅びに向かっていくのです。これが失敗のもたらす災いです。

◆荒野は神のしもべたちに必要な教育を与え、用いられることです。賜物よりも力よりも重要なのは、柔和な者とされて「神様に用いられること」です。

過去の記事