『モーセの足跡から 〜悪魔の手口(2) 〜』 8/19

Shin1

◆悪魔の特徴をエジプト王ファラオの姿を通して悪魔の手口を見ていますが、なんとしてでも人を妥協させようと次から次と執拗に提案してきます。先々週に続いてその手口を見ていきます。

◆ファラオの提案③「男たちだけ行け」
「『いや、エジプトから出て行くならば、男たちだけで行って、主に仕えるがよい。それがお前たちの求めていたことだ』ファラオは、自分の前から彼らを追い出した」(出エジプト10:11)。
 行ってもいいが、男たちだけが行き、子どもたちは置いていきなさいという提案です。これは、「お前たちだけが信じればいいじゃないか。どうして子どもたちまで信じさせようとするのか」「お前たちは熱心に信じてもいいが、子どもたちは良い学校に入るために勉強に専念させなさい」というようなメッセージです。士師の時代は、どうして暗黒時代だったのでしょうか。それは子孫たちに信仰が伝えられなかったからです。子どもたちの信仰に関心を持たないこと、信仰教育がないこと、これは未来の災いとなります。

◆ファラオの提案④「物は置いて行け」
「ファラオがモーセを呼び寄せて、『行って、主に仕えるがよい。ただし、羊と牛は残しておけ、妻子は連れて行ってもよい』」(出エジプト10:24)。悪魔は最後までこのように誘惑してきます。「わかった。信じなさい。けれども財産までは、ささげることはないだろう。」
悪魔の最後の誘惑は、物質的には残しておき、口先だけで「神にすべてをささげます」とさせようとする誘惑です。しかし、献金は信仰のバロメーターといわれています。悪魔の妥協を退けて、主にささげる者となりましょう。

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