『 優先順位による混乱 』11/25

Shin1

◆一日が30時間だったらいいのに...と考えたことはありませんか。たしかに、それだけの時間があれば忙しさから解放されると思うかもしれません。私たちはいつも、やり残しの仕事をかかえて生活しています。まだ手紙の返事を書いてないし、訪ねたいと思いながらそのままになっている友人がいます。宿題は終わっていないし、レポートも完成していない。読みたい本もあります。いったい解決策はあるのでしょうか。

◆それでは、一日が30時間あれば問題は解決するのでしょうか。結局、一日24時間しかない今、感じているのと同じ、いやそれ以上の欲求不満に陥るのではないでしょうか。たとえば、母親の仕事には終わりがありません。学生も、教師も、牧師も、だれの仕事にも終わりがありません。時間がたっても解決するとはいえず、いらだたしく思うだけです。仕事の上でも、教会でも経験を積むにつれて、さらに多くの仕事が増えていきます。懸命に働いているにもかかわらず楽にならないというのが私たちの現実ではないでしょうか。

◆このジレンマは単に時間不足という問題ではなく、根本的には優先順位による混乱(問題)だということがわかります。

◆来年の全国教役者研修会のテーマが「境界線(バウンダリー)ー牧師の仕事を整理するー(やるべきこと、他の人に任せてよいこと、やらなくてもよいこと)」です。牧師のバーンアウト(燃え尽き)が増えているからでしょうか。

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