〜遠野の風だより〜 No.20

ありこ

11月最終週は西南学院大学の学生11名と引率2名がボランティアに来てくれました。
西南学院大学は夕方に遠野に着いて、それからどんどん気温が下がり、
翌日の朝はあたり一面真っ白の雪景色になりました。

雪の降る中、小鎚第4仮設のお茶会にでかけ、午前中は被災地をあちこち見学して、
お昼前に第4仮設に着きましたが、風邪気味だった学生が熱が出てきて大槌町の病院へ。
病院は混んでいて、しかもインフルエンザの検査をしたので時間がかかり、
その学生はお茶会に出ることは出来ませんでした。

お茶会では、いつも楽しみに待っていてくださる方が二日前に入院され、
そしてお二人の方が風邪で欠席。
雪の降り始めの寒さに身体がまだついて行けず体調を崩される方が多いです。

翌日入院されている方のお見舞いに行ってきました。
日曜日の早朝、救急車で病院に向かうなか、体温や血圧測定をする時に、
かなりの厚着をしていてなかなか肌が出ずに、救急隊員が苦労していた、と
話してくださいます。笑い話のようですが、仮設住宅がどれほど寒いのかと
思わされます。

復興計画がまだ計画段階で先が見えないまま2回目の冬が来ました。
無事にこの冬を過ごして、みなさんお元気に春を迎えられますようにと
祈らずにはいられません。

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