『 幹 と 枝 』 12/30

Shin1

◆幹と枝、キリストとわたしたちの関係をこれほど簡明に示すことばはない。枝が幹から離れては自分だけでは実を結ぶことができないように、わたしたちはキリストから離れては何一つできないのである。だから枝にとって最も大切なことは実を実らせることではなくて、幹につながっていることである。何をするかということではなく、いかにあるかということである。

◆昔イスラエルの最初の王サウルは、神のことばにことごとく従わなかったゆえに、王の霊が彼から離れ、彼は非常な焦燥ののち、王位をダビデにゆずらざるを得なかった。

◆それはちょうど、電源から離れた電球のようなものである。それがどんなに大きな電球であろうと、電源から離れては電光をも放つことはできない。こうした危機にわたしたちは常に立たされてきている。牧師であろうと、長い信仰生活を送ってきた篤信の人も、それが枝である以上、幹から離れては何一つできないのである。外に投げ捨てられて枯れるのみである。だから主は、「目をさましていなさい」と繰り返し言われ、「わたしにつながっていなさい」と語られる。

◆新しい年もどうしても避けて通れない困難が、いくつもあるでしょう。悩まされる問題があります。しかし、どんな時もお互いにキリストから離れない日々であることを祈ります。

過去の記事