〜遠野の風だより〜 No.22

Shin1

12月は13日に小鎚第7仮設、14日に小鎚第4仮設でお茶会をしました。
歌やストレッチ体操、ビンゴゲームで狭い談話室は大盛り上がり。
景品に遠野の野菜や豆類を15種類ほど揃ると、皆さん真剣に選んでいました。
楽しく過ごしていただけたお茶会でしたが、帰り際に50代前半の女性が、
「仮設住宅で舅姑の介護をして大変なのに、復興は若いあなた達が頑張らないとね。と
周りから言われるので、辛いことを誰にも言えない」と涙を流しておられました。

あと半月で今年も終りです。
子供さんたちが年末年始を一緒に過ごそうと帰ってくるのを、
仮設の方たちは狭くて寝る所が無いから「帰ってくるな」と言っているようです。
せっかくの新年を一緒に迎えられないのは寂しいことです。

第4仮設の入院されていた方は無事退院されています。
お尋ねするたびにお元気になっていて嬉しいんですが、これからが冬本番。
心臓に疾患があるので心配です。
多くの年配者が「元気で仮設を出られるかなあ」と不安を抱えておられます。
この冬はできるだけお顔をみに出かけたいと思います。

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