・先月(11月16日)に天国に召された渡辺暢雄先生は、最後の三週間を
ご自宅のリビングで過ごされました。
"リビング" それは家族が集う場所、憩う場所、そこに先生のベットが置かれました。
足元には二匹の愛犬の寝床もありました。
・このリビングは特別の部屋でした。
遠く長野県高遠の教会からは、2、3人ずつ入れ替わり、立ち代わり
泊まり込みで付き添っておられました。
またヘルパーさんも、ケアマネージャーの八木さんも、ドクターの小林先生も
看護師さんも、お見舞いの方々、みーーんな渡辺先生と美枝子夫人を中心に
時を過ごしました。
ケアマネージャーの八木さんは夜、ギターを持って来て、一人で賛美を奏でて
帰られたり、このリビングに集った人が賛美したり、おしゃべりして・・・・
渡辺先生は聞いておられました。
イエス様が居られる所って、こんなに素敵なんだと思わせて下さいました。
・もう一つ思い出
10年ぐらい前、私たちの教会は渡辺先生をお招きして、特別集会を計画しました。
私は世田谷のご自宅まで、お迎えに伺うことをお伝えしましたら、
「それにはおよびません、自分で車を運転して行きます。
ただ、ナビがないので、バイパスを降りた所からは先導、お願いします」
との事でした。
さて、約束通り、バイパスの降り口に待機して、私は慎重に運転しました。
バックミラーを見ますと、先生の車ははるか後方、これはまずい!!と
速度を落としても、なかなかその距離は縮まらず、トホホホ・・・・・・
普通なら私の車と先生の車の間に4、5台割り込まれても不思議ではないのですが、
教会に着くまで1台の進入もないまま、無事到着しました。
・私は自分が先導したと思っていましたが、本当は渡辺先生の車はイエス様が
先導されていたのでは?と思います。
マイペース運転でなく、この世の基準でもなくーーーそうとしか思えません。