〜オリーブの香り〜 No35 『クリスマスの思い出』

ゆっこ

・私が小学生の頃のことです。
 父は牧師でしたから、我が家は貧しいながらもクリスマスは盛大に行われました。
 一年の一大イベントでした。
 まず夏以降は物を買ってもらえなくなります。
 私「鉛筆が欲しい」
 母「クリスマスにもらえるかも」
 私「靴がキツイ!」
 母「クリスマスまで待ちなさい」

・そうやって待ちに待った12月25日の朝、家族が全員揃って、クリスマスツリー
 の下に山積みになったプレゼントの箱から、自分の名前が書いてあるのを探しました。
 鉛筆も靴も、もっとビックリする物もありました!!
 その日の夕食はこれまた、母が腕をふるったターキー(七面鳥)料理。
 日本にはまだ七面鳥が入るオーブンなど無かった時代、母は宣教師夫人から
 お借りしてました。
 しかし、私はこの料理が苦手でした。が、母をがっかりさせないよう食べていたこと
 憶えています。
 本当に待ち遠しい、楽しみなクリスマスでしたが、私がクリスマスの本当の意味を
 知り、クリスマスを感謝出来るようになったのはず〜〜っと後のことでした。

「クリスマス」とはChristmas(キリスト)Mass(ミサ)に由来します。
 キリスト(救い主)を礼拝すると言う意味です。
 何故キリストを礼拝するのでしょう?
 それは天地創造の神が、その独り子なる神(イエス・キリスト)を
 約2000年前この世にお送り下さったからです。

  「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
   独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」
                          聖書ヨハネ3:16

 メリークリスマス!

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