今週の一面 『 正しいことは、ひかえめにしよう(2) 』3/24

Shin1

◆真理や正しいことを伝える場合、なかなか愛をもって語ることができないものです。言っていることは正しいと理解してもらえても、その言葉の裏に愛がなければ批判と受け取られてしまうこともあります。

◆このことは親と子、夫と妻、職場の上司と部下、教会員同志など、あらゆる人間関係において言えることではないでしょうか。特に私たちは、失敗してしまった、やっぱり間違っていたということが十分わかっているときにそのことを突かれると、素直に反省できない複雑な心になり、妙な屁理屈をこねて間違いを正当化したいという気持ちが働きます。それが罪人である私たちの姿ではないかと思います。

◆「祝婚歌」という詩があります。吉野弘という人が作った作品で、結婚式の披露宴で新郎新婦に贈られることがあるそうです。その詩の一部に、「正しいことを言うときは、少しひかえめにするほうがいい。正しいことを言うときは、相手を傷つけやすいものだと気付いているほうがいい。」とあります。

◆箴言は知恵の書と言われます。「聖書の知恵袋」と呼ぶ神学者がいるように、日常生活におけるいろいろな知恵が盛り込まれています。
「軽卒なひと言が剣のように刺すこともある。知恵ある人の舌は癒す。」(箴言12:18)

◆正しいと思うこと(真理)を言うときには少しひかえめに!

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