今週の一面『 正しいことは、ひかえめにしよう(3) 』4/14

Shin1

        〜 義に過ぎるな 〜
◆「あなたがたは義に過ぎてはならない」(口語訳伝道の書7:16)とある通り、まじめ、否まじめ過ぎるが故にまき起こす弊害というものを、諸問題の奥に見通すゆとりを持った、そんなおおらかな魅力のあるクリスチャンに、心引かれる。

◆19世紀のドイツにヨハン・クリストフ・ブルームハルトという牧師がいたが、彼の言葉の中に私たちが常に聞き続ける必要の高い、こんな言葉がある。「人間は2度回心しなければならない。第一には、自然的人間から霊的人間へ、そしてさらに、霊的人間から自然的人間へ」。また「世俗的なものと聖なるものをへだてる壁が、そこにはもはやなかった」(『神の国の証人・ブルームハルト父子』(井上良雄著)とも語っている。

◆イエスさまの心を悲しませるものたちの姿には、パリサイ人や律法学者らに代表されるような、ある形式に固執し、まじめ過ぎるが故に、心の自由を失い、ゆとりを置き忘れ、神を愛しているつもりが、逆に神から最も遠い存在となって、袋小路に迷い込んだ者の姿を見ることができる。

◆愛する兄弟姉妹、2度回心をして、真の魅力のあるクリスチャンとなって、古い性質を脱ぎ捨て、もっと大胆にイキイキ・ノビノビ生きようではないか。

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