〜オリーブの香り〜 No67 『H・O君のこと』

ゆっこ

・H君は今40歳です。
 私はH君の高校生の時から知っています。
 その頃のH君は川崎にある教会のメンバーでした。
 その教会の仲間と賛美のバンドを組んでギターを担当していました。
 180センチの身長で、仲間と一緒に賛美する姿はとても素敵でした。
 小さい子どもも大好きで、教会学校のリーダーもやっていました。

・今H君は要介護2級と言う難病をいただいて、お母様が通っておられる
 私たちの教会に出席するようになりました。
 それまで川崎の教会への送り迎えや、作業所への付き添いなど、
 献身的に支えておられたお父様も私たちの教会に出席されることとなりました。

・H君の家族はご両親とH君、そしてH君の弟の4人です。
 お父様以外はクリスチャンなのです。
 今 H君の願いはただ一点だけ! 
 それはお父様がクリスチャンになってくれることです。

・毎日寝る前に、ひそかにお母様と一緒に神様にお祈りをしています。
  「お父さんがイエス様を信じてバプテスマを受けることができますように
   どうか聖霊様が働いてください!」と。

・日曜日の礼拝の時、H君、お父様、お母様は礼拝堂の最前列(うちの教会では
 金の席と言いますが・・・)が指定席。
 H君の運動機能失調は少しずつ、少しずつ進行しているそうです。
 でもH君の信仰は澄みわたっています。

・H君の思い、願い、希望がただ一点にしぼられているからと思うのです。
 今日も車椅子でH君が笑顔で入ってこられました。

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