今週の一面『聖書が教える「健康」について(6)』11/24

Shin1

◆イギリスのチャーチル首相は、健康に関しては最悪のライフスタイルで生きた人と言われている。彼は、生きている奇跡であるほど、酒、煙草、暴飲、肥満、運動不足など成人病にかかるあらゆる条件を備えていた。それにもかかわらず老いてなお健康を誇示し、66才で首相となり、77才で再選され、在任期間中に彼にとって最大のストレスであった第二次世界大戦を勝利に導いている。さらに回顧録を書くなど執筆活動もして、90才という長寿を全うしている。

◆彼の健康の拠り所は何だったのか、もちろん彼は昼寝という疲労回復法をうまく活用していた。しかし、大波のように押し寄せる肉体的、精神的ストレスに打ち勝つことができた最大の拠り所は、神中心の円満な妻クレモンタインとの夫婦関係にある平和な家庭にあったといわれている。

◆愛に満ちた家庭は、どのような病気やストレスにも負けない抵抗力を生み出し、免疫性を高めるといわれている。和解のある平和な家庭生活が病気の源を封じてくれるのである。

◆家庭は人間の幸福と健康と繁栄のために、神様が制定された制度「人はひとりでいるのは良くない」(創世記2:18)である。エフェソ5章で聖霊に満たされた生活の最も重要な局面として、夫婦関係のことが語られている。家庭は神を愛することと、隣人を愛することを体験する学校以前の学校であり、教会以前の教会である。その意味で結婚と家庭生活は最も霊的な場であるといえよう。

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