今週の一面『 イエスの働きの秘訣 』12/29

Shin1

〜イエスに似る者になる〜
◆神の願いは、私たちが「イエスに似る者となる」(II.コリント3:18、エフェソ4:15)ことです。このテーマでイエスの働きの秘訣を求める一年でした。

◆イエスの一日一日は、病に苦しむ人々を癒し、悪霊を追い出し、せっかちな弟子たちに応え、町々を巡り、会堂から会堂へと教え回る(マルコ1章32〜39節)文節の中に、こんな静かな言葉があります。「朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた」(マルコ1:35)。

◆息もつけないような忙しい活動の中で、静寂の時を見ます。多くの人々の問題に深くかかわっている真ん中で、早朝独り退き、人里離れた所で、祈りの時間を持っている。独りきりになる時間がある。静けさが支配するこの文節を読めば読む程、イエスの働きの秘訣がどこにあったかに気付かされます。

◆それは、夜が明けるよほど前、朝早い時間に祈りに出かけたあの人里離れた所に隠されていたのです。イエスは、そこで、自分の思いではなく、神の御心に従う行動をする力を得ていました。自分の言葉ではなく、神の業をする力を見出したのです。「わたしは自分では何もできない。...わたしは自分の意志ではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行おうとするからである。」(ヨハネ5:30)。さらに、「わたしがあなたがたに言う言葉は、自分から話しているのではない。わたしの内におられる父がその業を行っておられるのである」(14:10)。

◆この独りだけの所で、御父との親密な交わりに身を浸すことによって、イエスの働きが生まれたのです。

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