今週の一面『 待 降 節 第 4 主 日 』12/22

Shin1

〜出かけた〜
「信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。」                (ヘブライ11:6)

◆最初のクリスマスに、主を拝むことのできたのは、東からの博士たちとベツレヘムの羊飼いでした。共通したことは、ともに天よりの啓示をうけた時に、それに応じて「出かけた」ということです。このように応答して出かけて行くということ、それこそが信仰なのです。エルサレムの祭司長や律法学者は、ヘロデ王から「キリストが生まれるのか」と問われた時に、「それはユダヤのベツレヘムです」と的確に答えることができたのです。しかし、彼らはそのキリストを拝むことができませんでした。彼らは知らされていましたが、それに応じて出かけて行かなかったからです。

◆知っていることと信じることは同一ではありません。「聞いたことのない方を、どうして信じられよう。」(ローマ10:14)信じることとは、知らされたことに答えてゆくことであり、出かけることなのです。クリスマスの日、博士たちが長い長い厳しい旅に出かけ、黄金、乳香、没薬を主にささげたように、わたしたちもこの日、神が喜ばれる信仰をみ前にささげようではないか。まことにわたしたちのために神が賜った救い主イエス・キリストのご降誕を拝む恵みにあずかるものとされようではありませんか。

過去の記事