今週の一面『待降節第2主日』12/8

Shin1

〜客間には〜

 「宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」(ルカ2:7)

◆ユダヤのベツレヘムの宿屋には、神のみ子がそこにお生まれくださったというのに、そのみ子を家畜小屋に押しやり、飼い葉おけに寝かせた。「宿屋には彼らのいる余地がなかったからである。」と聖書は説明している。客間には彼らのいる余地がなかった。わたしたちの客間はどうであろうか。はたして客間にみ子を迎える余地を持っているだろうか。せっかく、み子がご降誕くださり、絶大な救いの恵みを持ってきてくださっても、もしその主をわたしたちがお迎えしなければ、その恵みに生かされることはできない。
「彼は自分のところにきたのに、自分の民は彼を受け入れなかった。しかし、彼を受け入れた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。」   (ヨハネ1:11,12口語訳)

◆クリスマスはみ子のご降誕を祝う日である。しかし、それはみ子をお迎えしたものだけが、真にそのご降誕を祝い、感謝し、喜ぶことができるのである。あなたの客間はどうか。どんなに大切なものも、み子に比べればふん土である。ことしのクリスマスこそよき備えをもって、心から主を迎えようではないか。そしてほんとうに主の恵みに日々生かされて歩む喜びの人とされようではないか。

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