今週の一面 『神の杖を手にした人 〜モーセ②〜 』4/6

Shin1

◆私たちは神様に対して、3つの否定的な反応をしてしまうことがあります。一つ目は、先走ってしまう「つたなさ」、二つ目は失敗した時に逃げてしまう「逃避」、3つ目は呼ばれた時に抵抗する「反抗」です。この三種類の反応は、モーセの態度にも見る事ができます。モーセは「失敗から来る傷」のために、40年という長い期間、荒野で苦しみました。そのような彼に、神様はこのような命令を与えられたのです。
「今、行きなさい。わたしはあなたをファラオのもとに遣わす。わが民イスラエルの人々をエジプトから連れ出すのだ。」(出エジプト3:10)

◆しかし、モーセは、この神様に抵抗、拒絶しています。モーセの魂は萎縮していたのです。そして神様に「私のようなものには無理だ」と神様を説得しています。神様を説得しようとせず、神様に説得される者になることです。これが聖徒の正しい姿です。

◆神様は、イスラエルの民をエジプトから救い出すためにモーセを用いられました。モーセは神様の命令よりも、自分の年齢(80才)、能力に目を留めてしまっています。神様は私たちがどれほど弱い者なのか、十分にご存知なのです。神様の召しには同時に必要な力を与えてくださるという約束が含まれています。悪魔はいつも、召された者に自分の弱さや限界を見せ、意欲を失わせようとします。神様は、私たちが神の道具としてゆだねることを悟るようにしてくださいます。
◆モーセはそのことを悟って、神様の杖をもってエジプトに向かって出発しました。(出エジプト4:20)         (続く)

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