今週の一面「罪に死に、キリストに生きる」10/19

Shin1

◆ローマの信徒への手紙でパウロは「...自分自身を死者の中から生き返った者として神に献げ、また、五体を義のための道具として神に献げなさい」(6:13)と勧めています。自分を神に献げるとはどういうことでしょうか。乳癌の手術を終えたばかりのある姉妹の証を紹介します。

◆「もしかしたら自分は死んじゃうのかなと不安になったこともあったけれど、今回の手術は不思議と不安や恐れがありませんでした。きっと入院の時から退院の時まで、いや癌を告知された昨年12月25日の朝から今の今まで、イエス様が共にいてくださったことをとても強く感じます。治ったから、治らなかったからではなく、結果がどうであれ、イエス様が本当に共にいてくださることを感じることができました。自分には、まだ生きてやることが沢山あると神様から言われているような気がします。私は、今回の病気を通して体験させられたこと、また、心で感じたことをこれから様々な機会に証して行きたいと思います。」(K姉妹48歳)

◆私は彼女の証を聞いて、これは、「自分自身を死者の中から生き返った者として神に献げなさい」というパウロの言葉への的確な応答のように聞こえました。闘病生活という不安、痛み、弱さの中でこそ彼女はイエス様の存在をはっきりと感じることができたのだと思います。私たちも自分の弱さに気づき、それを認めることができたときにはじめて、主イエスの存在が近くに、はっきりと感じることができるのではないでしょうか。 
(松﨑 準)

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