今週の一面 『 共に育てられる教会(4) 』 2/1

Shin1

〜 愛を学ぶ 〜

◆人生とは、愛を学ぶことです。私たちがこの地上に生かされている主な目的は、財産や社会的地位の獲得、あるいは成功や幸福の追求にあるのではありません。これらはみな二義的なものにすぎません。人生とは愛がすべてであり、人生とはまさに関係を築くこと〜神との関係、そして人との関係を築くこと〜にほかなりません。

◆主イエスはそれを「最も大切な戒め(マタイ22:38)と呼んでおられます。これほど大切な戒めは他にないというのです。愛はなぜ、それほど大切なのでしょうか。それは神が愛だからです。そして神は、わたし達が神に似た者になることを願っておられます。神はわたし達のことを、心から、そして無条件に愛しておられます。そして、わたし達がその愛に応えて、神と人を〜とりわけ神の家族に属する人々を〜愛するようになることを切に願っておられます。

◆けれども、一つ問題があります。それは、愛が私たちの生まれながらの性質に反するものであるということです。そのためには、愛を完成し、愛の人になっていくためには、さまざまなタイプの人たちと関係の中で育まれる「共同体」が必要です。そのために、「教会」が建てられました。神が命じておられる「愛を学び、実践する」ためには、自分の所属教会が必要です。教会は、愛を学ぶための現場なのです。   

(石田政美)

過去の記事