今週の一面 『あなたは忙しい人でしょうか(1)』7/19

Shin1

◆一日が 30時間だったらいいのに・・・と考えたことはありませんか。 たしかに、それだけの時間があれば忙しさから解放されると思うかもしれません。私たちはいつも、やり残しの仕事をかかえて生活しています。まだ手紙の返事を書いてないし、訪ねたいと思いながらそのままになっている友人がいます。レポートもまだ完成してないし、読みたい本もあります。
いったい解決策はあるのでしょうか。

◆それでは、一日が 30時間あれば問題は解決するでしょうか。 結局、一日 24 時間しかない今、感じているのと同じ欲求不満に陥るのではないでしょうか。 たとえば、母親の仕事には終わりがありません。学生も、教師も、 職場で働いている人々も、牧師も、だれの仕事にも終わりがありません。 時間がたっても解決するとはいえず、苛立たしく思うだけです。 子どもにはどんどん手間がかかり、心配は尽きません。時間がたっても解決するとはいえず、苛立たしく思うだけです。仕事の上でも、教会でも経験を積むにつれて、さらに多くの仕事が増えてきます。懸命に働いているにもかかわらず、楽にならないというのが私たちの現実ではないでしょうか。

◆静かに反省してみると、このジレンマは単に時間不足という問題ではなく、根本的には優先順位の問題だということがわかります。(続く)

石田政美

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