今週の一面 3/13

Shin1

 3.11東日本大震災から5年が経ちました。その爪痕はあまりにも大きく、これから先もその影響は、ずっと消えることはないでしょう。鳥栖教会の野中宏樹牧師は、『世の光』(2016年3月号)の中で、『原子力とは何か ~100年後の子どもたちへの手紙~』と題して、3ページに渡ってコラムを書いています。機会がありましたらぜひ読んでいただきたいのですが、その中で野中先生が「人間の作り出した放射能と命とは決して共存できない」という叫びの中で、作詞・作曲した『100年後の子どもたちに』という歌がありますのでご紹介します。       

松﨑 準

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100年後の子どもたちに(作詞・作曲 野中宏樹)

  1.100年後の子どもたちに 僕らは、今、何ができる
    100年後の子どもたちに 聞かれてどう答えよう
    山や、海や、河や、空気や、大地を、こんなに汚してまで
    ほんとにみんなは心豊かな、くらしを手にいれたのかい
    100年後の子どもたちに 僕らは、胸をはれるだろうか
    100年後の子どもたちに どんな世界を手渡せるだろうか

  2.100年後の子どもたちの すがたが見えますか、あなたに
    100年後の子どもたちは すてきな世界に暮らしてるだろうか
    ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・JCO そしてフクシマと
    僕らは何度同じ痛みをくりかえして、道標をみつけるのだろうか
    100年後の子どもたちに 僕らは、胸をはれるだろうか
    100年後の子どもたちに どんな世界を手渡せるだろうか

    父ちゃん、母ちゃん、爺ちゃん、婆ちゃん、
    あの時いったい 何をしていたの?
    父ちゃん、母ちゃん、爺ちゃん、婆ちゃん
    あの時いったい 何を言ってたの?

    100年後の子どもたちに 僕らは、胸をはれるだろうか
    100年後の子どもたちに どんな世界を手渡せるだろうか
    100年後の子どもたちを 僕は心から愛したい
    100年後の子どもたちを 愛するために今、立ち上がろう

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