~オリーブの香り~ No 241『キリストの受難の種』

Shin1

ハレルヤ!

毎年イースターが近づくと、北向きの玄関アプローチに、ミモザの黄色い花々が彩りを添えてくれる我が家でしたが、突然枯れてしまい、水墨画のような風景に変わり果て消沈しています。

メディカルハーブの学校に通い出し、植物の力の凄さを学んでいますが、株や根の衰退がミモザ全体に及んでいるのを観察すると、新しいミモザを植樹しても、果たして次期に花を咲かすことが出来るだろうかと悩み、しばらくの間ミモザを抜いて様子を見ることにしました。

植物療法の学校の延長で、ヨーロッパ中世の時代、ドイツで活躍したヒルデガルトと言う修道女の薬草学についても学んでいます。
宗教家であり、音楽の分野においては作曲家でもある彼女が探求した先にあるものは、現代で言う薬剤師と料理家の頭脳と内臓に直結する勘がコラボしたレシピのアラカルト。
ネガティヴな体質を、時間をかけてゆっくりと解決していくような、薬草の摂取の方法など、現代の病の傾向にある、原因が見当たらない私達の未病対策にも役立つものがたくさんあります。

ミモザを掘り起こして空間が出来たら、その土に植えるハーブを何にしようと考えていると、友人から珍しいものよと、トケイソウの種をプレゼントされました。
トケイソウは、『キリストの受難』と言う意味があります。
ハーブをはじめ、様々な薬草は聖書にたくさん登場します。このような視点から聖書に親しんでいくこともまた、楽しみのひとつとなりました。
小さなトケイソウの種、イースター前のこれからの季節...まさに神さまからのギフトですね。
by MxM

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