今週の一面「避けどころを見出す」ルツ記2:4-12 11/8

Shin1

◆ナオミの故郷へと来たルツは、畑に落穂を拾いに出ていきました。彼女が、"たまたま"行った畑地はエリメレクの親戚であるボアズの畑地でした。

◆ボアズは、ベツレヘムからやってきて、畑で働く人たちを労い声をかけました。「主があなたたちと共におられますように」と。ボアズは、心から神様を求め、神様の言葉に生きていました。そのボアズをしもべたちは尊敬していたことでしょう。ボアズは、自分の畑にいる見慣れない一人の女性を見つけました。ルツのことを召使いから聞いたボアズは、ルツに対して、他の畑ではなくこの畑で他の女性たちについていくこと、若い者たちが組んだ水を飲んで良いことを話しました。ルツの働きを労り、異邦人であるがゆえの嫌がらせなどを受けないように取り計らったのです。

◆ルツは、顔を伏せ、地面に平伏しました。よそ者の自分に厚意を示されたことで恐縮したからでしょう。けれども、ボアズの応答は、ルツのこれまでの行動がただナオミに対しての感情だけでなく、イスラエルの神に対する信仰から出たものとして受け止め、主の御翼の下に身を避けようとしてやってきた彼女に主の報いを祈ったのです。

◆主の報いを祈ることを私たちも祈ります。私たちも、イエスキリストによって、主の御翼の下に避け所を見出したものです。主こそ、私たちの避け所です。ルツは、ボアズを通して主の報いをいただきました。主に身を避ける者だったからです。私たちも主に身を避ける者としてあゆみ、主の豊かな報いを感謝して受け取っていきましょう。

神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。詩編46:2

坂西恵悟

過去の記事