◆2019年に80歳になり、これからどのように生きていったら良いかと思案していた時、すてきな本に出会いました。タイトルは「わたしはよろこんで歳をとりたい」(2019年度キリスト教書店大賞受賞)。
◆よろこんで歳をとる、などといえるのは、よほど恵まれた人だろうと思っていましたが、この本に出合って、とっても納得し、2020年新年に、第四の人生はこのように歩みを進めていこうと心に決めてスタートしました。
◆ところが、コロナ問題で、様々な制限が強いられる中、我家の二台のクーラーが故障し、新たなクーラーが取り付けられる8月末までの猛暑の3週間、大変厳しい日々でした。
◆クーラーが付き、ホッとした矢先、9月4日に「化膿性脊髄炎」で緊急手術、80日間の入院生活ですっかり心が萎えてしまいました。
◆「わたしはよろこんで歳をとりたい」と心に決めて歩み出しましたが、様々な出来事に翻弄された一年でした。
◆しかし、そのような辛い状態の中にあっても、主に目を注ぎ、こんな私をもなお神は愛していてくださっているのだということを強く知らされる時でもありました。
◆入院中、ヨブ記を読みました。神はどん底にいたヨブに「わたしは荒野をその家として与え、荒地をそのすみかとして与えた」(ヨブ39:6)と言われました。
◆ここが神の家、ここが天の門であることに気づかされ、よろこびの声をあげることができた2020年でもありました。
石田政美