今週の一面「キシュの子サウル」サムエル記上9:1-10 3/21

Shin1

◆いよいよ、イスラエルに最初の王様が誕生します。サウルです。サウルはどのような人物でしょうか。彼は、ベニヤミン族のキシュという人の息子でした。彼は、美しい若者であったとされ、彼よりも美しい者はいなかったと聖書は言います。彼は高身長でした。他の民よりも肩から上の分とありますので、頭ひとつ飛び抜けた高さだったことでしょう。容姿端麗な人物だったわけです。

◆私たちはリーダーに対して、完璧さを求めます。能力や外見も知らず知らずのうちに求めています。サウルはイスラエルの民の中でも目立つ存在だったことでしょう。そのサウルが選ばれるということはイスラエルの民が願っていたことかもしれません。主はイスラエルの民が望んでいるような人物を用意されました。

◆サウルは、父キシュのろばが数頭いなくなったので、若い者と共に捜しに行きました。エフライムの山地からベニヤミンの地へと歩きましたが見つからず、ツフの地で引き返すことを決心したのです。同行した若者は、サウルに対して「神の人」が近くにいることを伝え、会いにいくようにと提案しました。「神の人」とはサムエルのことで、サムエルはイスラエルに神の預言者として認められていました。サムエルのもとに行けば、自分たちがいくべき道が示されるかもしれないと思ったのです。

◆まさに彼らは、神様の言葉を頼りにしていったのです。そこには確かな主の導きとご計画が用意されていました。私たちも、方向性がわからなくなった時、主に尋ね求めていきましょう。神様に向かい、信頼していきましょう。
「心を尽くして主に信頼し、自分の分別には頼らず 常に主を覚えてあなたの道を歩け。そうすれば、主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる。」箴言3:5-6

坂西恵悟

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