『 復活のイエスに出会う 』
聖  書:ヨハネ21:1~14

 

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家族旅行で香港に行ってきました。家族みんな、初めての香港。
以前私は仕事で毎年何回も海外出張していましたが、ここ10年ほどは日本国外に出ることはなかったので、ひさびさの海外でカルチャーショックを味わいました。
タクシーの運転は娘曰くジェットコースターのようなスリリングさ。(本物のジェットコースターのように安全は保障されていません^_^;)
方向指示器を使うドライバーはいません。。

地元の食堂では、分からない漢字の並んだメニューから絵付きのものを選んだら、塩気の全くないラーメンが出来たり、超激辛ラーメンを食べることになったり。

漢字圏なので、ある程度文字も読めるから大丈夫だろうと思っていましたが、あてが外れました。ベーカリーで《請勿自取》と書いてあるところにケーキが並んでいました。「自取」と書いてあるので、セルフサービスで自分で取って箱に入れろと書いてあると推測し、箱に詰めようとしたら、勢いよく店員が飛んで来ました。
《請勿自取》は「自分で取ってはダメ」という意味だったんです(~_~;)

そんな珍道中を続ける私たちに、何人かの人たちが道を教えてくれたり、助けの手をさしのべてくれました。慣れない文化の中、それらの人たちの優しさが心に沁みました。
そのとき、次の聖書の箇所が思い出されました。

「兄弟愛を続けなさい。旅人をもてなすことを忘れてはならない。」ヘブル人への手紙 13:2

by しん1

「父よ、わたしが飲まないかぎりこの杯が過ぎ去らないのでしたら、あなたの御心が行われますように」(マタイ26:42)

◆この祈りは、自分の思い通りになることよりも神の御心が行われることを最優先にする、凄まじい苦しみの中でなされたイエス様の祈りです。
「できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。」とイエス様は苦しみ悲しみもだえながら、自らの弱さを神の前にさらけ出しつつ、弟子たちに見捨てられ、孤独になってもなお祈り続けました。最後にイエス様は「しかし、わたしの願いどおりではなく、御心のままに」と言って、自分自身との戦いに勝利し、徹底的に神の意志に従うことを決断しました。

◆父なる神に励まされ、誘惑を克服し、徹底的に神の御心に従うことを決意したイエス様は再び、弟子たちのところに行きます。そして「立て、行こう。見よ、わたしを裏切る者が来た。」と言って、あらゆる苦難が自分の身に起こることを受け入れ、飲みたくない杯を飲むという歩みに進んで行かれます。

◆この姿勢は弟子たちを伴って敵に向かって攻め込む姿勢ではなく、あらゆる苦難と重荷をすべて受け入れようとする姿勢であり、戦いの姿勢とは正反対です。自ら苦難と、痛みと、裏切りと、孤独を受けるために進んでいくこの歩みは「敵を愛しなさい」という歩みであり、「剣をさやに納めなさい」という歩みであり、「誰かが右の頬を打つなら、左の頬をも向ける」歩みです。これらは正に、平和の神の姿です。

松﨑 準

今週の風景 No.462  

管理人
レントも最終週となりました。

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