◆日本にキリスト教が伝わったころは、クリスマスのことを「耶蘇(ヤソ)生日」「耶蘇
誕生祭」、また当て字を使って「基督万寿(クリスマス)」「久里寿満寿(クリスマス)」
などと言っていました。当て字でしか書きようがなかったのですが、後にミッション
スクールなどでクリスマスとカタカナで書くようになりました。中国ではイエスのこ
とを耶蘇、そしてキリストを基督(キトクと読んだ人がいました。注意!)と書きました。
それが中国から伝わり、日本でもそのまま用いたのです。
◆アドベントは、日本ではクリスマスほど一般的ではありませんが、クリスマスと同じ
くらい大切な言葉です。「アドベント」とはラテン語で「来る」という意味から派生
したことばで、キリストの来臨を意味しています。日本語では、「待降節」と訳して
いますが、言葉通りに訳せば「来降節」となります。このアドベントからクリスマス
と言ってもよいのです。