聖　書 : 創世記32 : 23～33

説教題：「神との格闘」

◆自分の誕生日が楽しみなのは中学校くらいまででしょうか!? 　年をとるにつれて目が見えにくくなったり、耳が聞こえにくくなったり、体のあちこちが痛くなったり、物覚えが悪くなったりと不自由なことが増えるばかりで何も良いことがないように思ってしまいます。

◆しかし、聖書では年をとった人たちが重要な役割を果たしています。アブラハムは100歳、サラは90歳でイサクを産み、ザカリアとエリサベトも年をとってヨハネを産みました。旧約聖書と新約聖書の両方で、大事なところで年老いた人たちが重要な働きをしています。

◆これらの物語は、その出来事が人の力によるのではなく、神の力によって起こされたことを伝えているのです。つまり、人の可能性がなくなっていくときにこそ、神の可能性が明らかにされていくのです。私たちの社会では出来なくなればなるほど人の価値が下がっていきますが、しかし、神の国では出来なくなっても人の価値は下がりません。なぜなら、出来なくなればなるほど自分の弱さを知らされ、神を必要とし、神に頼るようになるからです。 そんな人生は素晴らしい!と思います。

「恐れることはない、わたしはあなたと共にいる神。たじろぐな、 わたしはあなたの神。勢いを与えてあなたを助け、わたしの救いの右の手であなたを支える」
(イザヤ書 41:10)

◆なんと力強く、慰めと恵みに満ちた御言葉でしょうか！　　私たちと共にいてくださる神。私たちに勢いを与えてくださる神。私たちを右の手で支えてくださる神が、今、私たちJOYチャペルに新たな道を示してお られます。私たちの弱さをこそ必要とし、用いてくださる神に感謝し、期待し、共に献げていきましょう！