◆今、私たちの教会では「信仰告白」の見直しを行っています。教会の信仰を再度確認し、教会の一つの基盤を再構築しています。バプテスト連盟では、各教会がそれぞれ「信仰告白」を持っています。その「信仰告白」を基盤に、それぞれが様々な方法で宣教の働きを行なっています。個人を見てみると、バプテスマを受ける際、各人が「信仰告白」を作成します。そして、バプテスマを受け、一人のクリスチャンとしてスタートするのです。つまり、「信仰告白」は私たちがクリスチャンとして歩む上で必要なものになります。教会の「信仰告白」は教会が宣教の働きを行う上で必要なものです。
◆教会が宣教の働きを行うのに必要なものを準備している私たちが、次に目指すべきものなんでしょうか。それは、宣教のビジョンを明確にすることだと思います。キング牧師の有名な演説に「I Have a Dream」があります。彼は、差別のない平和で平等な世界を夢見ました。出エジプトの時、イスラエルの民が目指したものは約束の地でした。ネヘミヤは、散らされた民が再度集められ、城壁を再建し神を礼拝することを目指しました。イエス・キリストは、すべての人が悔い改め、天の御国を待ち望むこと、求めることを目指しました。
◆私たちは、個人として、教会として何を目指していますか。何を夢見ていますか。その夢を、目指すものを明確にしたいのです。それが明確になった時、具体的に私たちが何をすべきなのかがはっきりとわかり、効果的に宣教の働きを担うことができるのではないでしょうか。
◆ぜひ、夢を持っていただきたい。その夢を分かち合い、教会の夢をより明確にしていきたいのです。夢を持つ教会を、夢の実現を目指して行動する教会を一緒に建て上げていきましょう。
「御国が来ますように。御心が行われますように、天におけるように地の上にも。」 (マタイ6:10)
「力を捨てよ、知れ わたしは神。国々にあがめられ、この地であがめられる。」(詩編46:11)
◆先週は、デボーションのことについて学びました。御言葉を日々読む(聴く)大切さを学びました。キリスト教会におけるデボーションの意味の中で「静思の時」という意味があります。御言葉を読む(聴く)以外にも"祈る"こともデボーションです。今日は、デボーションにおける"祈り"について学びましょう。
◆私たちは普段どれだけデボーションに時間を取っているでしょうか。24時間のうちどれくらいですか。10分?30分?1時間?一人一人様々だと思います。「時間が長ければ良い」「短いからダメ」ではなく、その時間の中でどれだけ、神様と深い交わりが出来ているかが大切だと思います。前回お伝えしたデボーションの方法を取ると、短くても15分。30分以上かかることもある方法です。日常の中でその時間を取るというのは難しい方が多いと思います。だからこそ、逆にしっかりと時間を確保した時の、充実度は高いのではないでしょうか。
◆冒頭の詩編は新共同訳です。この聖書箇所を別の訳で見るとこのようになっています。
「静まって、わたしこそ神であることを知れ。わたしはもろもろの国民のうちにあがめられ、全地にあがめられる。」(口語訳)
「やめよ。わたしこそ神であることを知れ。わたしは国々の間であがめられ、地の上であがめられる。」(新改訳第3版)
「よく聞きなさい。わたしこそ神であることを、よくよく知りなさい。わたしは全世界でほめたたえられる。」(リビングバイブル)
◆充実した深いデボーション(御言葉と祈り)を持つために、私たちがすることは、「静まる」ことです。忙しい日々だからこそ、一度「やめて」、「力を捨て」て、「よく聞き」たいと思うのです。毎日これをするのは難しいかもしれません。でも、少なくても週に1回はこのような時間を持っていただきたいのです。
神様の前に何も持たずに、喧騒を忘れ、置いて、静まる日を持ってみませんか?