今週の風景 No.432  

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梅雨に入りました。
弦楽器の手入れにとても気を使うシーズンがきました。

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2015年6月14日  【松﨑準牧師】

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聖  書:マルコによる福音書 7章31~37節

説教題:「 エッファタ(開けよ)!」

 

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家族や親しい友人をお連れして楽しんでいただきたいと企画したファミリーコンサートが先週日曜日に持たれました。第一回目は、Sukkahのホームグラウンドでの初めてのコンサートとして行われました。

いつもはJOYチャペルの礼拝賛美を支える奏楽者としての働きを担っているSukkahなので、ホームグラウンドとはいえ、観客に神様のメッセージを伝える音楽を提供するコンサートは、いつもと違う緊張感の伴うものでした。出だしから、「おっみんな緊張してるなっ」という空気感漂う中でのスタートでしたが、ずっとこうして賛美し続けたいという気持ちのまま、あっという間に時間が過ぎました。Sukkahとして表現したい音楽、賛美を表せたことを心から神様に感謝したい気持ちでいっぱいです。

お越し下さった方々の感想を少しご紹介します:
・「真っ直ぐな声、思いを、祈りを天まで届けているんだなーと感動でした。」
・「コンサートを聞きに来ているというのではなく、一緒に賛美している!!と心から思えました。joyに集まったメンバーが、ここの教会員であることを、誇りに思っているんだなということを、感じました。」
・「信仰があって、結束力があって、ファミリーが一つになって創り上げている姿は素晴らしい。」
・「今日は、観に行ってよかった! と思える素敵なコンサートでしたね🎶  歌が、讃美が、自然に心に入ってきました」
・「心と声と歌と音と、どこを取っても迷いやごまかしがなくて、とても心地よく繋がっていました。伸びやかで爽やかで清々しくて、あまりの美しさに何度も涙が出てしまいました」

by しん1

◆インドにシャンテ・ソロモンという女性がいます。ある時、彼女はクリスチャン女性の小さな国際会議に出席するため香港を訪れました。彼女にとって香港は、インドに比べてとても豊かに見えました。会議の間の見学で彼女は香港の郊外に出かけました。そこには、中国から陸伝いに避難して来た人たちが住む難民キャンプがありました。そしてそこには、狭い部屋に家族がひしめいており、もう再び自分の国に帰れない、そして家もすべての生活基盤も失った人々がいたのです。シャンテは胸が痛くなり、大きなショックを受けました。

◆彼女は、インドが地上で一番貧しい国と思っていましたが、しかし、そうは言っても皆自分の国に住み、自分の生活基盤の中にいる。しかし、この難民はそうではありません。異国の地で誰からも歓迎されるのでもなく、ただ貧しさの中で困窮に喘いでいるのです。シャンテは「こんな悲惨なことがこの世にあったのだ」ということを知り、インドに帰ると、教会の女性たちにそのことを話しました。

◆「どんなに貧しいインドの女性であっても、一月に一度、アジアの他の国の困難な人々のために祈り、祈りのしるしにインドの一番小さなコイン一つを献げる事ならできるのではないか」。その考えに貧しいインドの教会の女性たちも大賛成をし、更にシャンテが出会った他の国の教会の女性たちの感動をも呼び起こし、そこから「リースト・コインの交わり」という運動が生まれたのです。

◆これはどんなに貧しくても、他者を思い、主に向かって心を開いて、他者のために献げることができるという証です。それはインドの貧しいやもめの祈りから発せられたのです。

松﨑 準

2015年6月7日 講壇の花  

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