早いもので今年も残すところわずかとなりました。師走とは言い得たもので教師でなくとも気忙しく「あれも...、これも...、終わっていないのに...、もうすぐ帰省するのにやることが山のよう...」と頭がパニック状態になります。こんな時こそ前回書かせてもらったオリーブの香りの記事(No183『心がざわついたとき』)のように少し冷静に大きな視点で観ることが大事だと思わされます。心が亡くなると書いて「忙(しい)」とはよく捉えた言葉だと思わされます。

我が家にとって今年は小さな命を迎えて、その成長を日々眺め、目を見張り、それを喜び合う感謝の多い年となりました。無力に思える小さな息吹(いのち)が大きなパワーと絆を与えてくれました。またこのことを通して夫婦の関係、家族の関係を改めて考えさせられる時となりました。無力な存在がいるということは、そのために自らの手を貸し、自らの時間を割くことの連続です。時にその中で、これまでもてていたそれぞれの心地よい距離や時間を脅かされることが出てきたり、お互いの意思疎通がうまくいかなくなり不平不満が出てきて、言葉や態度にとげが出てきたりすることもありました。そんな中で子育てクラス『こひつじCafe』が始まりました。学びの中で家庭の基礎は夫婦にあることを教えられ、夫婦の関係に目をおくことの大切さを学んでいます。まだまだ頑固で、足りなさ(欠け)の多い者ですが、神様を間におき、神様からの愛を受けることで、微力ながらも来年に向け一歩を踏み出していきたいと思わされています。

「わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。愛にとどまる人は、神の内にとどまり、神もその人の内にとどまってくださいます。(ヨハ
ネの手紙I 4:6)」
By YS

◆36年の牧師としての働きから協力牧師になるにあたり、心がけたことは「捨てる」ということでした。

◆手始めに、書籍の3分の2を処分しました。愛着があり、まだ必要になるのではと思いを振り切って、ダンボールに詰め込みました。身が切られる思いでした。

◆しかし、どうしても捨てることが出来なかった書物は「祈り」に関する書籍でした。私は今までに数多くの信仰者の祈りに励まされてきました。牧師室で涙して祈る義父松村秀一牧師の祈りを知り、早朝4時半に起き出て聖霊の力によってとりなし祈る義母あき子夫人の祈りを知ります。この妻の両親によって献身の決断が与えられたのです。

◆私の心に残る祈りの人々はさらにつぎつぎと胸中に甦ります。聖霊の火を放って澄み輝く目の奥に、祈りの姿を映す私たちの結婚の証人 ギャロット博士、知性と霊性あふれる講義の背後に積み重ねられた斎藤剛毅牧師の祈り、主イエスより欲しいもの一つを求めよと問われたとき、「祈り心を」と答えたと言われるスタンレー・ジョーンズ博士の祈り、多くの教会員の先頭にたって毎日早朝祈り会を導かれた渡真利文三牧師、淳子夫人のとりなしの祈りを知ります。

◆旧約・新約聖書に登場して来る数多くの人々の信仰と祈りは私に大きな感化を与えてきたし、教会史上に光を放つ信仰的人物の日々の生活に、祈りがいかに大きな比重を占めていたかを私は知らされます。

◆世に祈りに関する名著を求め、感銘を受け、今日まで伝道者として走り抜いてこれたのです。

石田政美

12月23日、何年かぶりに JOYチャペル有志でキャロリングを行ってきました。
体調のためになかなか教会まで来られないJOYチャペルメンバーと一緒にクリスマスをお祝いしたいという願いから。
訪問先では、メンバーと久々の再会。行くほうも迎えるほうも笑顔がたえません。こんなにも喜んでもらえるんだ!?と思うほど体で喜びを表現され、こちらもすごく暖かい嬉しい気持ちになりました。
一緒に賛美し、聖書のことばからメッセージを聞き、さながら出張礼拝のときとなりました。キャロリングは迎えるほうも迎えられるほうもお互いに励まされる祝福と喜びの体験。キャロリングが出来て本当によかった!と感謝でいっぱいになりました。

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次回は、ぜひご一緒に!

今週の風景 No.452  

管理人
メリークリスマス!
ついに全てのキャンドルに火が灯りました!

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ある特別養護老人ホームでの話。
90歳になるおばあちゃんが、こう語る。「夫が死んでしまって、生きていても皆さんの手を煩わせるばかり。息子にもいろんな負担をかけている。20歳の時が終戦で、必死で働き、子どもを育ててきた。一生懸命生きてきた。もう十分生きた。早く夫のそばにいきたい。」
そんな話を聞いたある牧師は、「おばあちゃんが生きているから、元気でいるから、介護する人は嬉しいのです。元気なおばあちゃんをみて、今日も一生懸命お世話しようという気になるのです。息子さんだってそう、私だってそう。体のあっちこっちが思うように動かなくて、思いどおりにならなくて、つらいかもしれないけれど。おばあちゃんが元気でいることが私たちの幸せ。生きることは、自分のためじゃない。誰かのために生きていくのです。おばあちゃんが生きていること、元気でいることだけで、息子さんや介護する人を幸せにしているのです。」

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